福島で放射性降下物(Fallout)が急上昇

コメント(全9件)
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でじたるコミック ― 2012-01-06 09:13
一概に、フク1からの漏出が増えてはいないと、言い切れないのではないでしょうか? 
核燃料が何処にあるか判らない、第三者をサイト内に入れない現状では、ホントは何が起こっているのか判りません。

先日回答する記者団佐藤氏に依頼し、東京電力会見で、圧力容器底部の温度計について、核燃料が溶融した際に圧力容器底部の温度分布シミュレーションを提示して欲しいと依頼していただいた所、東京電力広報の松本氏は『その様なシミュレーションはしていない』と答えています。これは、大変奇妙!メルト・スルーを予測できません。2800℃で核燃料が溶融し、東電の主張どおり、圧力容器底部に留まっているなら、熱伝導度のいい炭素鋼圧力容器底部は確実に1千℃以上の高温になったはずで、その場合、300℃までしか測れない銅・コンスタンタン熱伝対温度計のその後の健全性など保証しようもありません。つまり、現在発表されている圧力容器底部の温度に、何等の根拠も存在しません。
核燃料が漏出するのは瓦礫と化した原子炉とは限らない、使用済み核燃料の貯蔵プールには、名前とは裏腹に使用前、4,5,6号機は定期検査中で使用中核燃料が、何の防護もフタさえ無く、水とラックの距離だけを担保に保管?されています。
さらに、ホットスポットの存在でも明らかなように、一帯の空間線量が均質に上がる訳でも無いと思います。冬場、晴天で強い風が吹いている場合などは、特定の地域だけが高線量になる事は在りうる事です。

おっしゃる様に、見えない放射能相手ですから、観測の手を緩めるなど、もっての外と思います。
レベル7事故は、今も継続中です。原因をきちんと特定して欲しいですが、何故、『冷温停止状態』を宣言した後までも、サイト内に専門家を入れないのかを考える時、東電・政府はまだ何か重要な事を隠蔽しているのでは…との疑惑がぬぐえません。
私設原子力情報室 ― 2012-01-06 17:36
>多摩小町さん
「放射性物質と個人の耐性について」は、基本的に肥田舜太カさんの意見が正しいと考えています。
[URL]
私設原子力情報室 ― 2012-01-06 17:52
>でじたるコミックさん
使用済み核燃料の貯蔵プールには、「使用中核燃料が、水とラックの距離だけを担保に保管」というのは、きわめて分かりやすい指摘です。マスメディアは、プールにあるのは、あたかも使用済み核燃料だけのように扱っています。
仮にすべてが「使用済み」だとしても、水がなくなれば再溶融。何からの原因で距離が失われれば再臨界。「使用中」があれば、その危険性はさらに高まります。

核燃料以外のどんな燃料も、外から火か熱が加えられなければ燃え出すことはありません。ところが、核燃料はみずから発熱し、溶け出して、放射性物質をばらまく。原子力の基本中の基本なのですが、世の中的には、まだこの点が理解されきっていないようです。
どうも「核燃料貯蔵プールは、原子炉本体ほどは危険ではないのでは…」という勘違いがありますね。
浅見真規 ― 2012-01-08 15:30
>いまだに上空に漂っている放射性セシウムが、
>なんらかの原因で、一気に降下してきたものと思われます。


年末年始の気温低下が原因と私は考えます。

それまでイオン化しやすいセシウム原子(セシウムの化合物におけるセシウム原子を含む)が上空の極性のある水分子に電気的引力で引き付けられ落下しにくかったのが、年末年始の気温低下によって上空の大気の飽和水蒸気量が低下し、上空の大気中に水分子が非常に少なくなり、落下しやすくなったと考えられるからです。

私のHPの記事にしましたので御覧いただければ幸いです。

[ 年末年始のセシウム降下検出は気温低下による飽和水蒸気量低下が原因 ]
[URL]

*****
追記:

NHK科学文化部が強風で放射性セシウムで汚染された土埃が舞い上がった可能性を指摘してますが、福島市で放射性セシウム降下量の多かった今月2日9時から3日9時の風は強くなかったので、強風説は誤りと思います。

(NHK科学文化部 のtwitter発言)
[URL]

(気象庁HP「過去の気象データ検索」)
[URL]
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