野田会見に全面反論
2012-06-09


>これは、福島の人は怒りますよ!
福島で、故郷を失い、仕事を失い、家族との暮らしを失い、被ばくの恐怖に晒されながら生きている人たちのことを心の隅にも置いていない酷い発言です。
また、原発が動かないと命が失われるとか、雇用がなくなるとか言うなら、それを防ぐのが政府の仕事でしょう!原発無しで。野田総理は、政府や行政がやるべきことを放棄して、「面倒だから、元通りで」と言っているに過ぎません。

東日本の方々は震災直後の日々を鮮明に覚えておられると思います。計画停電がなされ得るという事態になれば、それが実際に行われるか否かにかかわらず、日常生活や経済活動は大きく混乱をしてしまいます。
そうした事態を回避するために最善を尽くさなければなりません。

夏場の短期的な電力需給の問題だけではありません。
化石燃料への依存を増やして、電力価格が高騰すれば、ぎりぎりの経営を行っている小売店や中小企業、そして、家庭にも影響が及びます。空洞化を加速して雇用の場が失われてしまいます。
そのため、夏場限定の再稼働では、国民の生活は守れません。

>繰り返しになりますが、原発が動かないと日常生活や経済活動が破綻するという単純化は、きわめて危険な考え方です。
多くの研究者が言っているように、原発が無くても日本は沈没しません。
原発の無い日本を前提に、次の100年、200年のビジョンを考えるのが政府の仕事でしょう。

さらに、我が国は石油資源の7割を中東に頼っています。仮に中東からの輸入に支障が生じる事態が起これば、かつての石油ショックのような痛みも覚悟しなければなりません。国の重要課題であるエネルギー安全保障という視点からも、原発は重要な電源であります。

そして、私たちは大都市における豊かで人間らしい暮らしを電力供給地に頼って実現をしてまいりました。


>ここでもまた、都市生活だけに注目です。
本当は原発なんか無い田舎にこそ、豊かで人間らしい暮らしがあるのに…
野田首相の想像力の乏しさには、ほとほと呆れざるを得ません。

関西を支えてきたのが福井県であり、おおい町であります。これら立地自治体はこれまで40年以上にわたり原子力発電と向き合い、電力消費時に電力の供給を続けてこられました。私たちは立地自治体への敬意と感謝の念を新たにしなければなりません。

>こういうのを慇懃無礼(いんぎんぶれい)と言います。
事実を言えば、福井県だっておおい町だって、ボランティア精神で原発を受け入れてきたわけではありません。
一方、おおい町だけではありませんが、豊かな自然と山海の恵みにあふれる地域が、原発を受け入れざるを得ない状況を作ったのは、この国の政治だということを強く反省すべきでしょう。

以上を申し上げた上で、私の考えを総括的に申し上げたいと思います。

国民の生活を守るために、大飯発電所3、4号機を再起動すべきというのが私の判断であります。

その上で、特に立地自治体のご理解を改めてお願いを申し上げたいと思います。ご理解をいただいたところで再起動のプロセスを進めてまいりたいと思います。

福島で避難を余儀なくされている皆さん、福島に生きる子どもたち。そして、不安を感じる母親の皆さん。東電福島原発の事故の記憶が残る中で、多くの皆さんが原発の再起動に複雑な気持ちを持たれていることは、よくよく理解できます。

>野田総理は、福島の痛みをまったく理解していません。

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